AU×カルメン×具体
遅れて会場に到着したのですが・・
第3幕。尊敬している現代アーティストの・・
”新聞女”ミユキさんのパフォーマンス。
とりあえず!
これには間に合う事が出来て安堵する。
幕が上がると同時に巨大新聞ドレスと共に釣りあげられていき・・
最終的には劇の背景として同化する。
客席に巻き上がった”おお!”という歓声に
僕も”おお”と一緒になって声をあげてしまいました(笑)
さて、全体の内容なのですが・・
率直に言ってオペラと現代アートのコラボ
これが成り立つものなのか?
実際に鑑賞するまで全くイメージする事が出来ず・・
おせっかいに心配していたのですが。
流石です。
オペラは楽譜通りにカルメンをしながら、
背景やパフォーマンスはカルメンとは全く関係のない・・
ハプニングが次々と飛び出す。
・・とはいえ、全体としては調和していて
自然に受け止める事が出来ました。
お世辞抜きに感動しました。
嶋本先生以下、出演者全てが純粋に表現する事
その喜びを身体全体を使って表現する姿に・・
資料でしか見たことがない”具体”
あるいは”フルクサス”といった集団のパフォーマンスを重ねたりして
新しいのに懐かしさも同時に併せ持つ・・
そんな贅沢な喜びを感じたり。
・・芸術についてはとかくサスナビリティ”継続性”について
重点をおいて語られる事が多い最近ですが。
そのせいで良い意味での純粋さを失った表現者やプロジェクト
それが最近増えてきたように感じているので余計に。
(自分も自戒しなければいけませんが)
正月明け早々、初心に戻らせていただいた事に感謝を。
本当に素晴らしかったです。
Posted by スナ@伝書鳩 at 23:34│Comments(0)
│日々の輪音