輪音7周年にむけて想う事。

2014年03月06日

 

輪音7周年にむけて想う事。

今月末に参加メンバーに毎年の『活動計画』を発表する周年イベントがある事、そして今回は加えて、約3年毎に行う輪音プロジェクト『中期活動方針案』第3期(7年〜10年)を発表するタイミングも重なる事もあり、ぱっと見ダラダラしているが(それはいつもの事か)脳内の細胞達が色々と議論している最近です。

。。現実逃避的に『輪音プロジェクトって何してきたの?』という方に簡単に説明すると『2007年〜2010年』の第1期の輪音は大阪の日本橋にあったアートスペース『アトリエ輪音』を拠点にして、いわゆる専門的な芸術教育を受けていない若手アーティストに『場所と機会を提供し』育成する為に『あらゆる事』にチャレンジしていました。

その事で『ある一定の成果』を得る事ができた一方で、同時に『近い未来』の限界も感じた事で『2010年〜2013年』の第2期に京都を経て、大阪の中津にて住み開き『511』を拠点に行政、企業にも関わりながら取り組んだのが『クリエイティブをクリエイト』する、川下ではなく、川上に向かう活動。一見わかりにくくても『裏方的に』あらゆる『不特定多数』の創造的な取組を支援する事。いわばインフラ的な『状況』を維持する事でした。

卒直に言えば、そうした『状況』もある
程度成果が出てきた事で、『それを』長期間、維持していく事が、そもそも『輪音』をスタートさせた時の自分の初期衝動に近い事もあり、昨年の後半。個人的には『このままで充分ではないか』という気持ちが年齢的にも生じていたのは事実です。

ドラクエ風に例えれば、最近『町外れに住む物知りおじさん』には”続けてさえいれば”それなりにはなれるだろう。といった達成感(マンネリ感)が生まれつつあったのです。

しかし、年末に偶然ですが、集中して父親も含め、親しい人達の人生の最期に立ち会い『対話を重ねる事で』彼らに諭されました『まだ老け込むには早すぎる。お前はまだ何も知らないし、していない』と。

共感してくれる方がどれだけいるかわかりませんが、40才にもなって、そういった言葉をかけられるのは『嬉しくもあり』辛い事でもありました。

FBでは社会人としてのマナーで詳細は書きませんが、大学を卒業して、昼間には社会を支えるインフラの1つとして、地域の主に『高齢者』支援を15年間行いつつ、夜間というか『輪音』では『若者』支援を7年間『毎日』継続してきた日々も否定されるのか。と。

ただ、そうした感情的な迷いを整理した3月。個人的なより道話をしてしまいましたが『輪音プロジェクト』に関しては『だから』決断が出来ました。

7周年イベントのタイトル『輪音は可能か?』自体が意図せずに示していますが、2014年からの2017年の3年間。現時点に関わってくれている『仲間』と今までの関係性、活動をゼロベースで全て見直し、挑戦していく事を選択する事を。

具体的には外部から関西、そして全国の事例を調査してきた結果として、狭義の『アーティスト』ではなく、アートを応援する人、あるいは『無意識』『意識』的にアート的な活動をしている人達をフラットに支える企画がまだ不十分であると考える事から、ちゃんとした『鑑賞』と『批評』の事業を団体で独自にブラッシュアップしていきながら、社会でおきる『あらゆる』事に本来的なアートの要素を形を変えて仕掛ける、無数の『マイプロジェクト』の事業化を『全国』『アジア』でサポートしていく事に取り組みます。

第1期、そして第2期に較べても、わかりやすく『知名度』や『規模』をピラミッド型でしか社会を捉えていない人には更に『わからない』領域に踏み込んでいくのだろうな。。と『わかりつつ』しかし。『今』でもなく『ちょっと先の未来』でもなく『もうちょっと先の未来』にリスクをとって取り組む事を選択したのです。次世代の為に『より良くする』為に。

何を言ってるかわかりませんよね?自分で書きながら『そうも思っています』でも、そんな事を今月は整理して『仲間達』と対話します。

『ドラクエ』シリーズをスマホで出すのではなく、まったく新しい新作を僕達でゼロからつくろうじゃないか?そんな話?を。

だから『無責任』に責任をもって断言します。微妙に長く続く『輪音プロジェクト』ですが(いや、それが1番の強みだったのだけ
ど)それもゼロにして、2014年時点で関わってくれている『仲間』の皆さん。リスクとリターンのバランスを維持しながら進行形の『変化』を楽しみませんか?

『ワンマン』的なリーダシップと浅く理解している人も多々いるけれど、しんがりは僕が『ちゃんと』静かにつとめますので。関わってくれる人はただ『心のままに』『自分の好きな事を』に表で全力を。

『輪音プロジェクト』って、そんな言語化できず、システム的にはあえて説明しない『何か』なんです。意図的な暗黙知なのですよ。はい。



Posted by スナ@伝書鳩 at 21:44│Comments(0)
 
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