一般社団法人ワオンプロジェクト

来週のKNSコラムを先行で！

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タイトル：『働き方、生き方提案活動“シナジーキャリア”』
執筆者：田中冬一郎（輪音プロジェクト）

KNSのメンバーの皆様、ご無沙汰しています。★アートNPO輪音（わおん）プロジェクトの田中です。今回は先月1月に大阪の中央公会堂で企画、開催した『シナジーキャリア』サミットvol1も含めた『働き方』『生き方』提案活動について今回はお話させていただけたらと思います。

そもそも、それはある『きっかけ』からでした。公私共に縁があり、母校の学生の就職相談にのる機会が多い中で、１人の学生にこんな質問を受けました。『学生団体の代表として頑張ってきたけれど、就職を前にして企業に就職するか、それとも起業するか。どちらを選択すべきか悩んでいます』と。よくある質問だと思います。とてもよくある質問だと。ただその時、僕の胸中ではこんな疑問が生まれていました。『しかし、こんなにもSNS等で様々な人達の多様な働き方が可視化されているのに、どうして相変わらず社会は学生に対して『就職するか』『起業するか』の二択しか提供していないのだろうか？そして、それは社会の貧しさであり、同時に自分も含めた社会人にも責任はあるのではないだろうか？』と。

では自分はどうすれば解決していく事ができるのか？その答えとして、まず昨年末から関西各地で何度か小規模な勉強会、意見交換会を開催して、まず『ミッション』を“起業（個人）あるいは就職（組織）の二択だけではなく『起業（個人）あるいは就職（組織）もしくは”その両方”』の三択していく”と設定しました。そして次に前述の“その両方”の説明を『組織でも個人でも活動する』事を自分から選択する事で、一見『色々している』様に見えて『組織』『個人』どちらの良さも最大限活かしている”働き方”の事。また、そうした事を複合させる事によって生まれるシナジー効果を自覚する事で自分独自の領域を『安全』『豊かに』確立させていく”ライフスタイル”の事とした上で、同時に、それを一言で言い表す言葉も造りました。それが『シナジーキャリア』という言葉です。

ここまでの動きを総括、整理する為に、1月13日に『提案及び事例紹介』としてプレゼンテーション及び7組の“色々している”ゲストを迎えて開催したのが★『シナジーキャリア』サミットvol1でした。当日は定員を越える100名以上の方達が集まり、イベント終了後の懇親会でも様々な意見をいただきましたが、概ね好意的で、特に社会人の方達からの『自分自身、サラリーマンをしながらプロボノなどの非営利活動に色々関わっているが、組織では世界中で活動するグローバルな立場の方、そして起業した経営者の方、その両方から“あなたは迷っている、あるいは優柔不断だ”と言われて悩んでいたので、今の自分の考えた上での活動をポジティブな事として話してくれて有り難う』という声をいただけたのは本当に企画者として嬉しかったです。

自分事でもあるのですが、今の時代は個人では整理出来ない位に『色々な事』が起きている時代だと思っています。そしてその事に誠実に向き合うからこそ一握りのずばぬけた才能のある方以外が『色々としている人』になるのはむしろ自然で、そして健康的な事だと僕は思っているからです。

長々と書いてきましたが、この『シナジーキャリア』という造語普及活動自体は、今後の当面の展開としては、ひとまず自分の運営している★住み開きスペース『511』を会場に、月1位で発表希望者をメインにした小規模発表、交流イベントを継続していく事にしていますが。それはさておき、ここまで読んでいただいた方で共感してくれた就職を控えた学生さんには『就職か起業の二択以外じゃなくて、両方という選択肢もあるよ』という言葉を。そして社会人で色々している人には『色々をする事は前提的に正しいから自信を。そして人生を楽しみましょう』という言葉をそれぞれ贈りたいと思います。

そして最後に自分は大学の先生の様に知識はありませんし、ライターさんの様に文章も上手くないので、結果として素人丸出しの稚拙な『行動』しか選択出来ないのですが、こうした『行動』が40才の社会人としての当然の責任を果たす事になっていればいいのだけど。とそんな事を想像している。明日が誕生日の39才です。皆様、今後とも『シナジーキャリア』以外にも色々と社会で感じる違和感を微力でも自分なりに解決していく為に色々と『行動』していきますので、今後ともご指導のほどを何卒宜しくお願いします。

★輪音プロジェクト
http://waonproject.jimdo.com/
★シナジーキャリアサミットvol1『ダイジェスト映像』
http://www.youtube.com/watch?v=BVi6OX36-3Q
★住み開きスペース『511』
http://waon511.jimdo.com/